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ホーム>作品と宮殿>コレクションと學蕓部門>《皇妃ジョゼフィーヌ(1763-1814年)》

《皇妃ジョゼフィーヌ(1763-1814年)》

? 2007 Musée du Louvre / Angèle Dequier
絵畫
フランス絵畫
ボーアルネ將軍の未亡人で、マルティニク生まれのジョゼフィーヌ?タッシェ?ド?ラ?パジュリーは、1796年にボナパルトと結婚するが、世継ぎが生まれないという理由で1809年に皇帝から離縁された。プリュードンは、ナポレオンの聖別式の翌年に、マルメゾンの邸館の庭を背景に皇妃を描いている。夢想に耽る皇妃を描き出したこの絵は、戸外で描かれた肖像畫として、フランスで大成功を収めたものの一つである。戸外で描かれた肖像畫というジャンルは、當時イギリスが抜きん出ていて、見事な範例が見られる。
皇族の畫家
プリュードンは皇帝一家が好んで起用した畫家で、肖像を描いた當の皇妃のデッサンの教師でもあった。この作品では、新古典主義の肖像畫の原則が変えられており、イギリスの肖像畫のように風景を裝飾として用いることによって、物悲しくもロマンティックな世界が描き出されている。
夢想に耽った、物悲しい皇妃
この後程なくして離縁を申し出られるジョゼフィーヌは、ここでは観者を誘惑しようとする女性ではなく、観者を気にも留めない、夢見る婦人として描かれている。豊かな自然の中に據えられた肘掛け椅子に身を預けた皇妃の姿の物悲しい様や、下草の生えた風景という詩的な雰囲気に訴えていることが、シャトーブリアンのようなロマン派の情熱を既に思わせる。
ナポレオン3世コレクション
この作品は、ナポレオン3世のコレクションの一部であった。ナポレオン3世の公用物であったこの絵は、1871年にナポレオン3世が失墜した後、1879年の判決によって、ルーヴル美術館に割り當てられた。
作品データ
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ピエール=ポール?プリュードン(クリュニー、1758年-パリ、1823年)
《皇妃ジョゼフィーヌ(1763-1814年)》
1805年
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油彩?カンヴァス
縦2.44 m、橫1.79 m
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1879年、ルーヴル美術館に割當
R.F. 270
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ドゥノン翼
2階
ダリュ 新古典主義
展示室702
來館情報
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